冬の髪の静電気がひどい原因は?美容師が教える5つの対策と正しいヘアケア
Share
冬になると、ニットを脱いだ瞬間に髪がふわっと逆立ったり、マフラーを外すと髪が顔にまとわりついたり。朝はきれいに整えたのに、外出先で髪が広がってしまうこと、ありませんか?
冬の髪の静電気は、空気の乾燥と、衣類やブラシなどとの摩擦が重なることで起こりやすくなります。対策の基本は、静電気が発生する場面を見つけて、摩擦や室内環境、髪の扱い方を見直すこと。シャンプーやヘアオイルを増やすだけでは解決しない場合もあるんです。
まずは、どんなときに髪がパチパチするのかを整理してみましょう。原因が見えてくると、何から対策すればいいのかもわかりやすくなります。
静電気が起きる場面と、最初に見直すこと
| 場面 | 考えられる要因 | 最初の対策 |
|---|---|---|
| ニットを脱ぐ | 衣類と髪の接触・摩擦 | ゆっくり脱ぎ、擦れを減らす |
| マフラーを外す | 首元の摩擦 | 髪を巻き込まずに外す |
| ブラシを通す | 摩擦・絡まり | 毛先から少しずつとかす |
| 暖房のある部屋 | 室内の乾燥 | 湿度や暖房環境を確認する |
冬に髪の静電気がひどくなる3つの原因
そもそも静電気は、髪が乾燥しているだけで発生するものではありません。物と物が触れたり離れたりする際に電荷が移動し、髪に電気がたまることで起こります。
冬は乾燥した環境で電気が逃げにくくなり、そこに衣類やブラシとの接触が加わるため、静電気を感じる機会が増えるんですね。
空気や室内が乾燥している
冬は外の空気が乾燥しやすく、暖房を使う室内でも相対湿度が下がることがあります。湿度が低い環境では、髪や衣類にたまった電気が逃げにくくなるんです。
たとえば、外では気にならなかったのに、暖房の効いた部屋で髪が顔に張りつく。そんな場合は、髪につけるものだけでなく、部屋の環境も確認してみてください。
ニット・マフラー・コートとの摩擦
冬に静電気が目立ちやすいのは、衣類との接触が増えることも理由の一つです。ニットを頭から脱いだり、マフラーで髪を何度も擦ったりすると、髪が帯電するきっかけになります。
帯電した髪の毛同士が同じ種類の電荷を持つと、互いに反発して浮き上がることがあります。ニットを脱いだ瞬間に髪が大きく広がるのは、この現象が関係している場合があるんですね。
ただし、衣類の素材だけで静電気の起こりやすさが決まるわけではありません。素材の組み合わせや湿度、着脱の仕方によっても変わります。
ブラッシングによる摩擦と髪の絡まり
ブラシを通したときにパチパチするなら、ブラシと髪の摩擦を疑ってみてください。特に、絡まった髪を一気にとかそうとすると、摩擦が増えやすくなります。
ここで見直したいのは、ブラシの種類だけではなく、使い方です。どんなに良いブラシを使っていても、髪を強く引っ張りながら何度も通していれば、負担はかかります。
静電気が起きる流れ
↓
↓
↓
※静電気が発生する仕組みを簡略化した図解です。
髪の静電気を抑えるには?場面別にできる5つの対策
では、今日から何を変えればいいのでしょうか。ボクがおすすめしたいのは、いきなりヘアケア商品を買い足すことではなく、静電気が起きる場面を一つずつ見直すことです。
1. マフラーやニットを着脱するとき
ニットは勢いよく脱がず、髪を軽く押さえながらゆっくり外してみてください。マフラーも、髪を巻き込んだまま引き抜かないこと。小さなことですが、擦れる回数や強さを減らす工夫になります。
毎日同じマフラーで静電気が気になるなら、別の素材や組み合わせを試してみるのも一つの方法です。衣類の静電気対策と、髪そのもののケアは分けて考えると判断しやすくなります。
2. ブラシやコームを使うとき
まず毛先の絡まりをほどき、少しずつ根元に向かってとかす範囲を広げていきます。無理に引っ張らず、必要以上に何度もブラッシングしないことも意識してみてください。
ブラシの材質によって帯電の仕方は異なりますが、「天然素材なら絶対に静電気が起きない」というわけではありません。静電気対策をうたうブラシを選ぶ場合も、材質や構造、メーカーが示す使用条件を確認したいところです。
3. 暖房を使う室内で過ごすとき
室内が乾燥していると感じたら、まず湿度計で確認してみましょう。必要に応じて加湿器などを活用し、過度な乾燥を避けることが対策の一つになります。
ただし、加湿しすぎると結露やカビの原因にもなるため、静電気をなくそうとして湿度を上げ続けるのはおすすめしません。部屋の環境に合わせて調整することが基本です。
4. 髪を乾かすとき
シャンプー後の髪は、タオルでゴシゴシ擦るのではなく、水分を吸わせるようにやさしく押さえます。ドライヤーも髪に近づけすぎず、同じ場所に熱を当て続けないようにしましょう。
乾かす途中で髪が絡まっているなら、無理にブラシを通す必要はありません。まず手ぐしなどで整え、髪の状態に合わせて乾かしていく。こうした毎日の扱い方も、余計な摩擦を減らすうえで見直したいですね。
5. オイルやトリートメントを使うとき
ヘアオイルや洗い流さないトリートメントは、髪の表面の滑りや手触りを整え、摩擦を減らす助けになる場合があります。ただし、使えば静電気が必ずなくなるわけではありません。
すでにオイルを使っているなら、まず使用量とつける場所を確認してみてください。毛先に適量をなじませるだけで十分な場合もあれば、つけすぎによって重さやべたつきが気になることもあります。
静電気が気になるからといって、毎日オイルを足し続ける必要はないんです。今のケアで何が足りないのか、それとも使い方を変えればいいのか。そこを先に考えてみたいですね。
静電気で広がる髪と、普段からごわつく髪は何が違う?
ここは少し分けて考えてほしいところです。同じ「髪が広がる」という悩みでも、ニットを脱いだときだけ広がるのか、朝からずっと髪が硬くて扱いにくいのかでは、見直すべきことが違います。
特定の場面だけ広がる場合
普段はまとまっているのに、マフラーを外した直後やブラッシングしたときだけ髪が浮き上がる。そんな場合は、静電気が関係している可能性があります。
このケースなら、最初に見直したいのは衣類との摩擦やブラシの使い方、室内環境です。シャンプーを買い替える前にできることがあります。
静電気がない日も硬さ・ごわつきがある場合
一方で、ニットを着ていない日も髪が硬い、毛先が引っかかる、洗った後からまとまりにくい。そうした場合は、静電気とは別に、普段の髪の質感やヘアケアを見直す余地がありそうです。
ただし、触った感じや見た目だけで、髪の内部の状態やダメージの程度まで判断できるわけではありません。乾燥、熱による負担、髪質、使っている製品など、複数の要因を考える必要があります。
自分の髪はどちらに近い?
A:特定の場面で広がる
□ ニットやマフラーを外した直後だけ広がる
□ ブラシを通したときにパチパチする
→ まずは静電気が起きる場面を見直す
B:普段から髪が扱いにくい
□ 衣類に触れていないときも髪が硬い
□ 洗った後からごわつきや広がりがある
→ 毎日のヘアケアや仕上がりも見直す
※原因を確定する診断ではなく、対策を考えるための目安です。両方が当てはまる場合もあります。
もしBに近いなら、シャンプーやトリートメントの選び方を考えてもいいと思います。SONGBIRDでは、硬さやごわつきが気になる髪を、やわらかく扱いやすい仕上がりへ導くことを目指して、オリジナルヘアケア「PURUPO(プルポ)」を開発しています。
静電気がひどいとき、シャンプーを替える必要はある?
シャンプーだけで解決できない理由
冬になると静電気がひどくなるから、保湿力の高そうなシャンプーに替えたほうがいいのかな。そう考える方もいると思います。
でもね、静電気が起きる原因がニットとの摩擦や室内の乾燥なら、シャンプーを替えるだけですべてを解決するのは難しいんです。
もちろん、洗った後の手触りや髪の滑りを整えることには意味があります。ただ、静電気への対策と、日々の髪の仕上がりを整えることは、役割を分けて考えたいですね。
毎日の仕上がりを見直したい人の選び方
静電気が起きていないときも、髪が硬い、ごわつく、まとまりにくい。そんな悩みがあるなら、毎日のシャンプーとトリートメントを見直すことも選択肢になります。
ここで大事なのは、単純に「しっとりする商品」を選ぶことではありません。自分が求めているのは、重さで広がりを抑える仕上がりなのか、それとも髪のやわらかさや扱いやすさなのか。その違いで選ぶ商品も変わってきます。
そこで一つの選択肢として紹介したいのが、SONGBIRDのオリジナルブランド「PURUPO」です。
SONGBIRD ORIGINAL HAIR CARE
PURUPO(プルポ)
シャンプー&トリートメント 200mlセット
PURUPOが目指しているのは、硬さやごわつき、広がりが気になる髪を、やわらかく扱いやすい仕上がりへ導くことです。
こんな方に検討してほしい
- 普段から髪の硬さやごわつきが気になる
- やわらかな手触りを目指したい
- 毎日のシャンプーとトリートメントを見直したい
- 必要以上にアイテムを増やさずケアを考えたい
PURUPOは、細毛・猫っ毛だから合わないという商品ではありません。髪が細い方でも、求める質感や仕上がりによって選択肢になります。
一方、剛毛・多毛で重くしっとり抑え込む仕上がりを最優先する方には、期待する質感との違いが生じる場合があります。髪が硬いからといって、誰にでも同じ商品が合うわけではないんです。
なお、PURUPOは静電気防止専用の商品ではありません。衣類やブラシとの摩擦、室内の乾燥への対策も引き続き必要です。
PURUPOの商品詳細・販売状況を見る →最新の在庫・販売状況は商品ページでご確認ください。
美容師が考える、冬の髪を扱いやすくするために大切なこと
冬の髪の静電気が気になると、何か新しいものを使わなきゃと思いがちです。でも、今使っているものを増やす前に、少し考えてみてほしいんです。
ニットを脱ぐときだけ広がるなら、まずは衣類との摩擦を減らす。ブラシを通すときにパチパチするなら、髪のとかし方を変えてみる。それでも普段から髪が硬く、扱いにくいなら、毎日のシャンプーやトリートメントを見直す。
全部を一度に変える必要はありません。
ボクが大切にしているのは、何を足すかよりも、今の髪に何が必要なのかを考えることです。アウトバストリートメントが必要な人もいますし、今の使い方を少し変えるだけで十分な人もいるでしょう。
髪を扱いやすくするための選択肢は、一つではないんです。SONGBIRDが掲げる「育てる。髪質・髪色・髪型」という考え方も、毎日の小さなケアを大事にすることにつながっています。
FREE HAIR CARE GUIDE
毎日のヘアケアも、少し見直してみませんか?
冬の静電気対策とは別に、普段の髪のお手入れについても考えてみたい方へ。SONGBIRDでは、ヘアケアを見直すきっかけとして「美髪バイブル」をご案内しています。
今使っているヘアケアが自分に合っているのか、日々の扱い方に見直せることはないのか。商品を買い足す前に、一度考えてみるのもいいと思います。
無料で美髪バイブルを受け取る →髪の静電気についてよくある質問
ヘアオイルをつければ静電気はなくなる?
オイルによって髪の滑りがよくなり、摩擦を減らせる場合はありますが、静電気が必ずなくなるわけではありません。まずは適量を守り、衣類やブラシとの摩擦対策も一緒に考えてみてください。オイルの量を増やせばいい、という単純な話ではないんです。
静電気がひどいのは髪が傷んでいるから?
静電気だけで髪のダメージを判断することはできません。健康な髪でも環境や摩擦によって帯電することがあります。毛先の絡まりや切れ毛、普段の手触りなど、ほかの状態も含めて考えたいですね。
静電気防止ブラシは必要?
必須ではありません。まずは毛先からやさしくとかすなど、使い方を見直してみましょう。それでも気になる場合は、静電気対策を目的としたブラシを検討するのも一つの選択肢です。
トリートメントを増やしたほうがいい?
必ずしも増やす必要はありません。まず今使っているトリートメントの量や使い方、仕上がりを確認してみてください。髪の絡まりや手触りが気になるなら、必要に応じてケアを調整する。最初から何種類も重ねる必要はないと思います。
まとめ|冬の静電気は発生する場面から対策を考えよう
冬の髪の静電気は、乾燥した環境に衣類やブラシとの摩擦が重なることで起こりやすくなります。だからこそ、何かを買い足す前に、いつ髪がパチパチするのかを確認してみてください。
マフラーを外すときだけなら衣類との摩擦、ブラシを使うときならとかし方、暖房の部屋で気になるなら室内環境。まずは一つ、思い当たるところから変えてみることです。
そして、静電気がないときも髪の硬さやごわつきが気になるなら、毎日のヘアケアを見直してみる。静電気対策と普段の髪のケアを分けて考えることで、必要なことが見えてくると思います。
毎日の仕上がりを見直したい方は、PURUPOも選択肢の一つとして検討してみてください。大事なのは、今の自分の髪に合うかどうかです。
ご購入の可否・最新の販売状況は商品ページをご確認ください。
この記事の監修者
イナツユウヤ|美容師・SONGBIRD代表
熊本市の美容室「SONGBIRD」代表。美容師歴20年以上。
「育てる。髪質・髪色・髪型」をテーマに、日々のサロンワークでの経験、お客様からの相談、美容師としての専門知識をもとに情報を発信しています。
オリジナルヘアケアブランド「PURUPO」の企画・開発、「美髪バイブル」の制作も行っています。