シャンプーの正しい泡立て方|泡立たない原因とコツを美容師が解説
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シャンプーをつけても泡が増えない。何度もシャンプーを足しているうちに、髪が絡まってしまう。そんな経験はありませんか?
良い泡を作るコツは、シャンプーの量を増やす前に、髪と頭皮を十分に濡らし、水分と洗浄剤を全体に行き渡らせることです。
泡の量だけでなく、髪全体への広がりやすさや、洗っている間の持続性も見てみてください。ただし、泡の細かさや量は製品の処方によって異なり、それだけで品質や洗浄力は判断できません。
今回は美容師のボクが、お風呂で実践できる泡立て方と、水を足すべきか、シャンプーを足すべきかの見分け方をお話しします。
良いシャンプーの泡とは?まず3つの特徴を確認
シャンプーの泡というと、モコモコと大量に泡立つ状態を想像するかもしれません。
でも、ボクがまず意識してほしいのは、泡の見た目よりも髪と頭皮を無理なく洗える状態になっているかということです。
泡のきめ細かさだけでなく広がりやすさを見る
泡が細かく見えても、頭の一部分にしか泡がなく、内側の髪まで行き渡っていなければ洗いにくいですよね。
泡を作ったら、指を軽く動かしたときに頭皮付近から周囲へ広がるかを確認してみてください。
泡が行き渡ると、髪同士を強くこすらずに洗いやすくなります。
洗っている途中で泡が消えないか
最初は泡立っていたのに、洗っている途中で急に泡が減ってしまうこともあります。
水分不足、皮脂や整髪料の影響、シャンプーの処方など、考えられる理由はいくつかあります。
泡が減ったからといって、すぐにシャンプーを追加する必要はありません。まずは水分が足りているかを見てみましょう。
泡の量とシャンプーの品質は同じではない
泡立ちの良いシャンプーが、必ずしも自分の髪に合うとは限りません。
反対に、泡が控えめなシャンプーでも、製品の特性に合った使い方で適切に洗えるものがあります。
大切なのは泡の量を競うことではなく、洗いやすさと、すすいだ後の頭皮や髪の状態まで見ることです。
良い泡を観察する3つのポイント
頭皮付近から髪全体へ無理なく行き渡るか。
洗っている途中で急に泡が消えないか。
強くこすらず指を動かせるか。
※泡の特徴は製品ごとに異なります。3項目は洗っているときの観察基準であり、製品品質を採点するものではありません。
美容師が教えるシャンプーの泡立て方
ここからは実際の手順です。
難しいテクニックは必要ありません。いつものシャンプーで、次の5つを意識してみてください。
① 髪と頭皮を十分に濡らす
泡立ちが悪いとき、最初に見直してほしいのが予洗いです。
髪の表面が濡れていても、頭頂部や後頭部、耳の後ろ、襟足などは水が十分に届いていないことがあります。
シャワーのお湯を頭皮まで届け、指で髪を軽く分けながら全体を濡らします。
特に毛量の多い人は、表面だけで終わらせないこと。泡立てる前の準備で、洗いやすさが変わります。
② シャンプーを手のひらで軽く広げる
シャンプーを手に取ったら、両手のひらで軽く広げます。
ここで大量の泡を完成させる必要はありません。
手のひらで広げるのは、シャンプーが一か所に集中しないようにするためです。
原液を毛先に直接つけてゴシゴシこするのではなく、まず頭皮付近へ分散させていきます。
③ 頭皮付近に行き渡らせて泡立てる
手のひらで広げたシャンプーを、頭頂部、左右、後頭部などへ少しずつ行き渡らせます。
指の腹を頭皮に当て、髪の根元付近で小さく動かすイメージです。
爪を立てたり、髪の長さ全体をまとめてこすり合わせたりする必要はありません。
最初から大きく手を動かすよりも、泡ができ始める場所を少しずつ広げていくほうが、髪が絡まりやすい人にも取り入れやすい方法です。
④ 水分を調整しながら泡を育てる
ここが今回、特に覚えてほしいところです。
シャンプーをつけているのに泡が広がらず、髪が引っかかるような感じがしたら、水分が不足している可能性があります。
そんなときは、いったん手を止めて、手に少量のお湯を取るなどして泡立てている部分に水分を加え、もう一度やさしく動かしてみてください。
泡が広がり始めたら、すぐにシャンプーを足す必要はありません。
反対に、十分濡れているのに泡がほとんどできず、製品の使用量も少なかった場合は、シャンプーを少し追加する余地があります。
水分を先に確認して、それでも足りなければ洗浄剤の量を見直す。この順番がポイントです。
⑤ 髪同士をこすらずに洗う
泡ができたら、髪を全部まとめてこすり合わせる必要はありません。
頭皮を指の腹でやさしく洗い、髪の長さの部分には泡を行き渡らせるように扱います。
特に濡れた髪は摩擦や引っ張る力に注意したい状態なので、絡まっている部分を無理に引っ張らないようにしてください。
洗い終わったら、頭皮や髪にシャンプーが残らないよう十分にすすぎます。
- 髪の内側と頭皮まで十分に濡らす
- シャンプーを手のひらに広げる
- 頭皮付近に分散させて泡立てる
- 水分を調整して泡を広げる
- 髪同士をこすらず洗い、十分にすすぐ
シャンプー前の準備から乾かし方まで、洗髪全体の流れを確認したい人は、こちらの記事も参考にしてみてください。
シャンプーが泡立たないときは何を足す?
「泡が立たないから、とりあえずもう1プッシュ」
その前に、今どんな状態なのかを見てみませんか?
泡立たない理由によって、見直すところは違います。
| 今の状態 | 考えられる原因 | 最初に試すこと |
|---|---|---|
| 泡が広がらず、髪が引っかかる | 水分不足 | 少量のお湯を加えてやさしく動かす |
| 十分濡れているのに泡がほぼできない | 使用量不足など | 製品の推奨量を確認し、必要なら少量追加 |
| 最初は泡立つが途中で消える | 皮脂・整髪料など | 次回の予洗いを丁寧にし、汚れの量を確認 |
| 毎回、泡が控えめ | 製品の処方・特性など | メーカー推奨の使い方と洗い上がりを確認 |
※状態と原因は必ず一対一で対応するものではありません。判断に迷ったときの目安です。
水分が不足している場合
シャンプーが髪にまとわりつくような感じで、泡がうまく広がらない場合は、水分が足りていないことがあります。
まず少量のお湯を足し、泡の状態を確認してみてください。
一度に大量のお湯をかけると、シャンプーが流れてしまうこともあるので、少しずつ調整するのが扱いやすい方法です。
シャンプーの量が不足している場合
水分は十分にあるのに泡ができない場合、シャンプーの使用量が少ない可能性もあります。
ただし、必要な量は髪の長さ、毛量、製品の濃度や処方によって変わります。
何プッシュが正解と一律に決めるのではなく、製品の案内を基準にしながら少しずつ調整してみてください。
整髪料・皮脂などが影響している場合
ワックスやオイルなどを多く使った日は、普段より泡立ちにくく感じることがあります。
そんな日は、最初の予洗いを丁寧に行い、製品の使用方法に沿って洗うことを意識してみてください。
それでも汚れが残っていると感じる場合は、必要に応じて洗い直す選択肢もありますが、毎回2度洗いする必要があるわけではありません。
製品の処方や特性が影響している場合
予洗いも使用量も見直したのに、いつも泡が控えめな場合は、シャンプー自体の特性かもしれません。
泡の出方は洗浄成分の組み合わせや処方によって異なります。
泡を増やすためだけに使用量を増やし続けるのではなく、製品の説明や洗い上がりも確認してみてください。
髪質・毛量によって泡立て方は変わる?
泡立て方の基本は同じですが、髪の長さや毛量、絡まりやすさによって、少し工夫すると洗いやすくなります。
細毛・猫っ毛で絡まりやすい人
細い髪は、濡れた状態でまとめてこすると絡まりやすいことがあります。
泡立てようとして髪全体を大きく動かすより、頭皮付近で小さく指を動かし、泡を毛先方向へ広げるイメージが向いています。
泡が少なくても、髪を無理なく洗えているなら、必要以上に量を増やさなくても大丈夫です。
多毛・ロングヘアで泡が行き渡りにくい人
毛量が多い人や髪が長い人は、表面に泡ができても、内側まで届いていない場合があります。
髪を軽く分けながら頭皮まで濡らし、シャンプーも一か所に集中させず、複数の場所に分けてなじませると扱いやすくなります。
特に後頭部と襟足は見落としやすいので、意識してみてください。
硬さ・ごわつき・広がりが気になる人
髪が硬く感じる人ほど、泡立てるときに力を入れてしまうことがあります。
でも、強くこすったからといって、髪がやわらかくなるわけではありません。
泡を行き渡らせ、摩擦を抑えて洗うことを優先してみてください。
そして、洗い方を見直してもごわつきが続く場合は、シャンプーやトリートメントの仕上がりとの相性も考えてみましょう。
泡立ちを改善しても髪が扱いにくい場合は?
泡立て方が上手になれば、すべての髪の悩みが解決するのでしょうか?
残念ながら、そう単純ではありません。
泡立て方は、髪と頭皮を無理なく洗うための技術。一方、乾かした後の手触りやまとまりには、髪の状態や使用する製品との相性なども関係します。
例えば、しっかり泡立てて洗えているのに、乾かすと髪が硬い、広がる、まとまりにくい。
そんな場合は、泡の量だけを追いかけるよりも、毎日のヘアケア全体を見直すほうがよいかもしれません。
また、ヘアオイルやトリートメントなどを何種類も重ねている場合は、使用量や組み合わせが仕上がりに影響していることもあります。
やわらかく扱いやすい仕上がりを目指すならPURUPOも選択肢
SONGBIRDのオリジナルヘアケアブランド「PURUPO(プルポ)」は、髪の硬さやごわつき、広がりが気になる方に、やわらかく扱いやすい仕上がりを目指して開発したシャンプー&トリートメントです。
細毛や猫っ毛だから合わないと一律に決めるものではありませんが、剛毛・多毛で重くしっとり抑える仕上がりを最優先する方とは、期待する仕上がりに差が出る場合もあります。
もちろん、PURUPOなら必ず泡立ちが良くなる、という話ではありません。
まず洗い方を整えたうえで、乾かした後の髪の扱いやすさも見直したい人に、検討してほしい選択肢です。
SONGBIRD ORIGINAL HAIR CARE
PURUPO(プルポ)
泡の量ではなく、洗った後の髪の仕上がりにも目を向けたい方へ。
200mlシャンプー&トリートメントセット。発売状況は公式ストアでご確認ください。
SONGBIRD公式ストアで販売状況を確認する※発売前の場合は購入できません。商品ページへの直接リンクは正式URL確認後に差し替えます。
シャンプーの泡立て方でよくある質問
泡立たないときはシャンプーを追加するべき?
まず水分が十分にあるかを確認してみてください。水分を少し加えることで泡が広がる場合もあります。
それでも泡ができず、使用量が不足していると考えられる場合は、製品の推奨量を目安に追加を検討します。
水を足すと洗浄力が落ちる?
少量の水を足しただけで、直ちに洗浄力がなくなるわけではありません。
シャンプーは水と一緒に使う製品なので、泡立てやすい状態へ調整することには意味があります。ただし、大量に薄めたり流してしまったりすると、洗浄剤が不足することもあります。
手のひらで完全に泡立てる必要はある?
必ずしも手のひらだけで泡を完成させる必要はありません。
シャンプーを軽く広げて頭皮付近へ分散させ、水分と合わせながら泡立てる方法でも構いません。製品に指定の使用方法がある場合は、そちらを優先してください。
2度洗いしたほうがいい?
全員が毎回2度洗いする必要はありません。
整髪料などが多く残っている日は必要になる場合もありますが、洗いすぎによる乾燥や刺激にも注意したいところです。
回数を増やす前に、予洗いや泡立て方、すすぎ方を見直してみてください。
泡立ちが悪いシャンプーは品質が低い?
泡立ちの良し悪しだけで、シャンプーの品質を決めることはできません。
洗浄成分の組み合わせや製品設計によって泡の特徴は異なります。使用方法、洗いやすさ、すすぎやすさ、洗い上がりなどを合わせて判断するのがおすすめです。
SONGBIRD BEAUTY GUIDE
泡立て方の次は、髪を育てる毎日の習慣へ。
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まとめ|良い泡はシャンプーの量だけでは決まらない
シャンプーの泡立ちが悪いと、ついシャンプーを追加したくなりますよね。
でも、その前に確認したいのは、髪と頭皮が十分に濡れているか、洗浄剤が全体に行き渡っているかということです。
泡が広がりにくければ水分を少し調整する。それでも足りなければ、製品の使用量や汚れの状態を確認する。
そして、泡がたくさん出ることよりも、髪を無理にこすらず洗えているかを見てほしいんです。
まずは今日のシャンプーで、いつもより丁寧に髪の内側まで濡らしてみてください。
その小さな見直しが、自分の髪に合った洗い方を見つけるきっかけになると思います。
イナツユウヤ|美容師・SONGBIRD代表
熊本市の美容室「SONGBIRD」代表。美容師歴20年以上。
「育てる。髪質・髪色・髪型」をテーマに、日々のサロンワークでの経験、お客様からの相談、美容師としての専門知識をもとに情報を発信しています。
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