髪がごわつく原因はヘアケアの重ねすぎ?ビルドアップの見分け方と対策を美容師が解説
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「ヘアケアを頑張っているのに、髪がごわごわする」「トリートメントを増やしたのに、以前より髪が重く感じる」。そんなときは、乾燥やダメージだけでなく、ヘアケア製品の使用量や重ね使いが関係している可能性もあります。
大切なのは、さらに商品を買い足す前に、今使っている製品の種類・量・頻度・洗い方を整理すること。ただし、重さやごわつきだけで成分の蓄積(ビルドアップ)と断定はできません。美容師の視点から、原因を整理する方法を解説します。
この記事でわかること
- ビルドアップとは何か
- 乾燥・ダメージとの違い
- ヘアケアを整理する4つの方法
- シャンプーを見直す判断基準
髪がごわつくのはヘアケアの重ねすぎが原因?
髪がごわつくと、「保湿が足りないのかな?」「もっとトリートメントをつけた方がいいのかな?」と考える方も多いと思います。
もちろん、乾燥やダメージに対して適切なケアを追加することが役立つ場合もあります。しかし、すでに複数のヘアケア製品を使っているなら、一度その組み合わせを見直してみてください。
例えば、お風呂でトリートメントとヘアマスクを使い、ドライヤー前にヘアミルクとヘアオイルを重ね、さらに朝もオイルをつけている場合。すべての製品が必要なのか、仕上がりに対して使用量が多すぎないかを確認する余地があります。
SONGBIRD代表のイナツユウヤが大切にしているのは、製品をむやみに増やすのではなく、今の髪に必要なものを見極めることです。何かを追加する前に、一度ケアをシンプルにしてみる。それも立派なヘアケアの一つだと考えています。
髪のビルドアップとは?
ビルドアップとは、ヘアケア製品などに含まれる成分が髪の表面に付着・残留し、使用状況によって蓄積していく現象を指す言葉です。
シャンプー、コンディショナー、トリートメント、ヘアオイルなどには、髪の摩擦を抑えたり、指通りやまとまりを整えたりするための成分が配合されることがあります。
こうした成分は本来、髪を扱いやすくするために役立つものです。ただし、成分の性質、使用量、洗浄方法、髪の状態などによっては、求める軽さや質感と合わなくなる可能性があります。
ここは誤解しないでほしいポイント
シリコーンやオイル、コーティング成分が悪いという話ではありません。髪の摩擦を減らし、指通りを整える役割もあります。大切なのは、成分の名前だけで判断せず、自分の髪に対して使い方と仕上がりが合っているかを見ることです。
シリコーンのヘアケア用途をまとめた2025年の総説でも、摩擦軽減などの利点と、種類によっては蓄積への配慮が必要であることの両方が説明されています。すべての商品で蓄積するわけでも、蓄積がごわつきの原因だと一律に証明されているわけでもありません。
参考: With or without Silicones? A Comprehensive Review of Their Role in Hair Care
ビルドアップと乾燥・ダメージを見分けるには?
髪がごわつく原因は、一つとは限りません。ビルドアップ、乾燥、カラーや熱によるダメージが複数重なっている可能性もあります。
次の表は診断ではなく、何を確認すべきかを整理するための目安です。
製品の蓄積・重ね使いが関係する場合
感じやすい質感:重い、べたつく、束になりやすい、軽さが出にくい
使用製品との関係:重ね使いや使用量を増やした時期と質感の変化が重なることがある
確認ポイント:オイルやミルクの使用量、ヘアマスクの頻度、洗い方
見直し方:製品を一つずつ減らし、仕上がりの違いを確認する
乾燥が関係する場合
感じやすい質感:パサつく、広がる、まとまりにくい、指通りが悪い
使用製品との関係:洗いすぎ、季節、空調、乾かし方なども関係する
確認ポイント:洗浄頻度、洗浄後の手触り、毛先の乾燥状態
見直し方:洗浄方法と保湿・コンディショニングケアのバランスを見直す
ダメージが関係する場合
感じやすい質感:引っかかる、絡まる、毛先がざらつく、切れやすい
カラー・熱との関係:ブリーチ、カラー、アイロンなどの履歴が判断材料になる
確認ポイント:施術履歴、熱の頻度、毛先の状態、切れ毛の有無
見直し方:負担を増やす習慣を調整し、ダメージ状態に合うケアを選ぶ
※同じ症状が複数の原因で起こることがあります。手触りだけで原因を確定する表ではありません。
製品の蓄積が疑われる状態
特に確認したいのは、使用する製品を増やしてから重さやべたつきが気になり始めたケースです。乾かしてもふんわりしない、毛先だけでなく中間部分にも重さを感じるといった状態も、使用状況を振り返るきっかけになります。
ただし、これはビルドアップの証明ではありません。髪質やダメージ、使用したスタイリング剤なども含めて考える必要があります。
乾燥・ダメージが疑われる状態
洗った直後から毛先がパサつく、ブリーチした部分だけ引っかかる、アイロンを当てる部分が特に硬く感じる場合などは、乾燥やダメージの影響も考えます。
また、40代・50代では年齢に伴う髪の変化を感じる方もいます。以前と同じ製品を使っていても、仕上がりの好みや必要なケアが変わることがあります。
年齢とともに髪がまとまりにくくなる理由は、 40代・50代で髪がまとまらない原因とシャンプーの選び方 でも詳しく解説しています。
美容師は何を確認して判断する?
美容師としては、一つの症状だけではなく、次のような情報を合わせて確認することが重要だと考えます。
- 現在使用しているシャンプーやトリートメントの種類
- ヘアミルク・ヘアオイルなどの使用量と頻度
- 髪の太さ、毛量、くせ、求める仕上がり
- カラー・パーマ・ブリーチ・熱の使用履歴
- 洗う頻度、洗い方、すすぎの状況
例えば、細い髪に重めの製品を何種類も重ねている場合と、ブリーチ後の毛先が引っかかっている場合では、見直すべきポイントが異なります。
毎日のシャンプーとトリートメント自体を見直したい方は、 PURUPOの特徴・販売状況を確認する → ※2026年10月15日確認時点では売り切れ表示です。
ヘアケアを増やす前に見直したい4つのポイント
髪がごわつくからといって、今使っている製品をすべてやめる必要はありません。大切なのは、必要なケアを残しながら、何が自分に合っているのかを確かめることです。
1. 使っている製品の種類を整理する
まずは毎日使っている製品を書き出してみましょう。シャンプー、洗い流すトリートメント、ヘアマスク、ヘアミルク、ヘアオイル、スタイリング剤などです。
似た目的の製品をいくつも使っている場合は、一つ減らしても満足できる仕上がりになるか確認してみます。一度にすべてを変えてしまうと、何が影響していたのかわかりにくくなるため、段階的に整理するのがおすすめです。
2. 1回に使う量を見直す
ヘアオイルやミルクは、量が多ければよいというものではありません。髪の長さや毛量だけでなく、髪の太さや製品の伸び方によっても適量は異なります。
メーカーが案内する使用量を基本に、特に重さが気になる場合はつけすぎていないかを確認します。毛先に必要なケアと根元付近に必要なケアを同じにしないことも大切です。
3. 使用頻度を見直す
毎日のトリートメントに加えて、集中ケアのヘアマスクも頻繁に使っていないでしょうか。ヘアマスクが悪いわけではありませんが、製品ごとの推奨頻度や仕上がりを確認したいところです。
特別なケアを使う日は普段のトリートメントとの重ね方を確認するなど、必要な量と回数に整理してみましょう。
4. シャンプーとすすぎ方を確認する
製品の重ね使いばかりに目が向きがちですが、毎日の洗い方も重要です。髪や頭皮を無理にこすらず、すすぎ残しに気をつけ、シャンプーやトリートメントを適切に使うことが基本になります。
ただし、ビルドアップが気になるからといって、洗浄力の強いシャンプーを何度も使ったり、必要以上に洗ったりすることはおすすめしません。乾燥や刺激につながる場合があります。
具体的な洗い方は、 美容師が解説する正しいシャンプーのやり方9ステップ を参考にしてください。
今日からできるヘアケア整理チェック
□ 毎日使っている製品をすべて把握する
□ 役割が重なる製品がないか確認する
□ 製品の使用量と推奨頻度を見直す
□ シャンプーとすすぎ方を確認する
□ 一度に多くを変えず、手触りを比較する
ヘアオイルやトリートメントは減らした方がいい?
結論としては、必要のない重ね使いは見直したいものの、アウトバストリートメント自体をやめる必要はありません。
ヘアオイルやミルクは、製品の設計によって、指通りを整えたり、摩擦を軽減したり、乾燥から髪を守るためのケアとして役立つことがあります。
例えば細毛・猫っ毛の場合、重い仕上がりの製品を重ねると、求めているふんわり感が出にくくなることがあります。一方、硬毛・多毛だからといって、必ずしも重い製品をいくつも使う必要があるわけではありません。
重要なのは、髪質の名前だけでなく「軽く動く仕上がりが好きなのか」「しっとりまとまる仕上がりを求めているのか」を考えることです。
ヘアオイルの種類や髪質別の選び方については、 自分の髪質に合うヘアオイルの見極め方 で詳しく紹介しています。
SONGBIRD BEAUTY GUIDE
毎日のヘアケアを、基本から見直したい方へ
使う製品を整理したら、毎日のケアの考え方も見直してみませんか? 美容師歴20年以上のイナツユウヤが制作した無料の「美髪バイブル」をご案内しています。
無料で美髪バイブルを受け取る →毎日のシャンプーを見直すことも大切
ヘアオイルやトリートメントの使い方を整理しても、思うような仕上がりにならない場合は、毎日のシャンプーとトリートメントが自分の髪に合っているかを見直すことも大切です。
洗うことは汚れを落とすだけではありません。どのような洗い上がりを目指すか、洗った後にどのようなコンディショニングが必要かをセットで考えることで、毎日のケアを選びやすくなります。
ここで一つの選択肢として紹介したいのが、SONGBIRDのオリジナルヘアケアブランド「PURUPO(プルポ)」です。
SONGBIRD ORIGINAL HAIR CARE
PURUPO(プルポ)
シャンプー&トリートメント 200mlセット
PURUPOは、髪の硬さやごわつき、広がりが気になる方が、やわらかく扱いやすい仕上がりを目指すために開発されたヘアケアです。
細毛・猫っ毛も含め、髪質の名前だけで対象を限定するものではありません。一方で、剛毛・多毛の方が「しっとり重く抑える仕上がり」を最優先する場合は、好みに合わないこともあります。
こんな方に検討してほしい
- 硬さやごわつきが気になる
- やわらかく扱いやすい仕上がりを目指したい
- 毎日のシャンプーとトリートメントを見直したい
通常価格:6,980円(税込)
2026年10月15日時点:売り切れ表示。最新の販売状況は商品ページをご確認ください。
PURUPOの商品詳細・販売状況を見る →なお、PURUPOはビルドアップを除去するための専用製品ではありません。現在のケアを整理したうえで、日々の洗い上がりや仕上がりを見直したいときの選択肢として考えていただきたい商品です。
開発の背景については、 SONGBIRDがオリジナルシャンプーを開発した理由 もご覧ください。
よくある質問
Q. ビルドアップは自分で見分けられる?
重さやべたつき、製品を増やした時期などから可能性を考えることはできます。ただし、見た目や手触りだけで成分の蓄積を確定することはできません。使用履歴と髪の状態を合わせて確認しましょう。
Q. ヘアオイルは毎日使わない方がいい?
毎日使うこと自体が問題なのではありません。製品の種類、量、髪質、仕上がりによって判断します。乾燥や摩擦が気になる場合は、適切なアウトバスケアが役立つこともあります。
Q. トリートメントを重ねると髪が硬くなる?
重ねたから必ず硬くなるわけではありません。ただし、製品の組み合わせや使用量によって、重さや手触りが好みに合わなくなる場合はあります。まずは推奨された使い方を確認しましょう。
Q. 洗浄力の強いシャンプーで落とすべき?
最初から強い洗浄を繰り返すことはおすすめしません。成分によって落としやすさは異なり、過度な洗浄は髪や頭皮の乾燥につながることもあります。現在の製品と洗い方を確認したうえで判断しましょう。
Q. 細毛・猫っ毛でもビルドアップは起こる?
細毛・猫っ毛でもコンディショニング成分の付着は起こり得ます。また、髪が細い場合は少量でも重さを感じやすいことがあります。ただし、根元がつぶれる原因が必ずビルドアップとは限りません。
Q. 髪がごわつく場合は美容師に相談した方がいい?
ケアを整理しても状態が変わらない場合や、切れ毛・強い絡まりなどが気になる場合は、美容師に相談してみてください。普段使っている製品や施術履歴を伝えると、原因を整理しやすくなります。頭皮に強いかゆみや炎症がある場合は皮膚科への相談も検討しましょう。
まとめ|髪をきれいにするために、ケアを足すだけが正解ではない
髪が硬い、ごわごわする、重く感じる。そんなときに、さらにヘアケア製品を増やすことが必ずしも正解とは限りません。
まずは乾燥・ダメージ・製品の重ね使いなど、考えられる原因を整理しましょう。そして今の髪に必要なケアを残し、使用量や頻度、洗い方を見直してみてください。
SONGBIRDが大切にしているのは「育てる。髪質・髪色・髪型」という考え方。特別なケアをいくつも足す前に、毎日のシャンプーとトリートメントから、自分に合ったヘアケアを考えてみてほしいと思います。
髪がごわつくときの見直し順序
- 髪の状態と変化した時期を確認する
- 今使っている製品を整理する
- 必要なケアを残し、量や頻度を調整する
- 必要であればシャンプー・トリートメントも見直す
DAILY HAIR CARE
毎日のヘアケアを、基本から
髪の硬さやごわつきが気になり、やわらかな仕上がりを目指したい方へ。PURUPOの特徴や、自分の求める仕上がりに合うかを商品ページで確認してみてください。
PURUPOの商品詳細・販売状況を確認する →※2026年10月15日時点では売り切れ表示。購入可否は最新の商品ページをご確認ください。
参考資料
本記事では、ヘアケア成分の付着・コンディショニング、髪のダメージに関する以下の資料を参考にしています。
ARTICLE SUPERVISOR
イナツユウヤ|美容師・SONGBIRD代表
熊本市の美容室「SONGBIRD」代表。美容師歴20年以上。
「育てる。髪質・髪色・髪型」をテーマに、日々のサロンワークでの経験、お客様からの相談、美容師としての専門知識をもとに情報を発信しています。
オリジナルヘアケアブランド「PURUPO」の企画・開発、「美髪バイブル」の制作も行っています。